2024.03.01
ストレスが身体にどれほどの悪影響を及ぼすのか
人間は日々生活を送る中で様々なアクションを起こしながら生活をしています。そして、そのアクションは好んで行うアクションとそうではないアクションがあります。最も代表的な例としては、仕事に行きたくないが行かなければならない。これは半数以上の方が抱えているストレスの一つになります。人間はこのストレスを神経を通して信号として伝達しています。皆様も一度は耳に挟んだ事もあるでしょう「自律神経」という言葉をご存知でしょうか。
この自律神経というのは脳からの電気信号で消化器官や呼吸、心臓、汗腺など無意識に身体を調節してくれている神経になります。また、自律神経は交感神経と副交感神経とも言われています。
交感神経と副交感神経は全く別の働きをしており、交感神経は日中に働き体を活動させる働きをしており、また、副交感神経は夜に働き体をリラックスさせる働きがあります。
交感神経は体を活動させる働きのため、血管が収縮し血圧を上昇させます。また、この時に体は緊張状態になります。その為、交感神経が常に働き続ける状態が続くと、筋肉への血流も悪くなり肩こり、腰痛、手足の冷え、肌荒れなど様々な不調を起こすようになります。また、常に仕事に追われたり、上司や人間関係など様々なストレスを抱えていると交感神経が過度に働き、緊張が続きイライラしやすくなったりもします。交感神経が過度に働けば副交感神経の働きも抑えられてしまうため、睡眠の質の低下や胃腸の動きが悪くなり、その結果不調をきたすようになります。
また、交感神経と副交感神経はお互いのバランスを保つことが大切になりますが、副交感神経は年齢を重ねると共に低下してゆくことも分かっており、若い頃には夜遊びや多少無理をしても体力はすぐに回復しますが、年齢を重ねると疲れが抜けなかったり、体力が回復しにくくなるのはこの為です。
交感神経と副交感神経のバランスが乱れた状態が続くと自律神経が乱れ、動悸、めまい、肩こり腰痛、下痢、痺れ、やる気の低下などこのような症状が出てき、自律神経失調症になりかねません。
では、交感神経と副交感神経のバランスを整えるにはどうすればよいのか? 最も大切なのは、適度な休息と運動です。また、副交感神経を優位に働かせるには交感神経の働きを和らげる必要があり、適度な運動を行うことで和らげる作用が働きます。特に日中に運転を行う事により、体内時計が整い、夜に向かって副交感神経の切り替えを促してくれるのです。
また、運動以外での副交感神経を整える方法としては朝食をしっかりと摂取する事で体内時計を整える事もできます。
運動は健康に良いとよく聞きますが、自律神経やホルモンバランスを整えたり、年齢を重ねると共に出てくる不調を改善するとても効果的な手法です。
見た目が若く見える人ほど運動を行っている傾向にあるのは、上記の記述で述べていることが大きく関わっているのです。
運動を始めるタイミングに遅いということはありませんので、皆さんも将来の健康のために運動という先行自己投資をされてみてはいかがでしょうか?