2024.08.01
経営者は痛みに強い?
経営者の方は痛みに強い方が多い傾向にあります。また、今回のテーマである「痛み」は指圧マッサージによるものに限ります。
過酷な環境で苦難や苦労を乗り越えてきた経営者の方々は普通の人では悲鳴をあげる指圧の強さや部位を揉まれても平然としています。もちろんそうでない方もいらっしゃいますが、7割の方がこれに当てはまるでしょう。
経営者の方は日々、戦略、組織作り、人材育成、売り上げなど様々な問題に追われる日々を過ごしており、自分の判断次第で会社が左右する為、とてつもないストレスが体にかかります。
また、そのストレスはコルチゾールと言うストレスホルモンとして体に現れ、自律神経の働きを乱す為、常に交感神経が優位になり、常に神経が戦闘状態になります。
要するに、脳から身体中の神経に微弱な電気信号として指令が行くのですが、この時に経営者の場合はとてつもない情報量やストレスを抱える為、かなりの電流が流れていることになります。
皆様もご経験があるように、ペタッと貼る電気マッサージ機で筋肉や神経が硬直されるように勝手にコントロールされた経験があると思います。それが微弱であっても、常に流れ続けるわけですから尋常じゃないコリが発生するわけです。また、経営者の方は肩こりが少なく、背中(肩甲骨付近から腰)が凝る方が多いのですが、これはその部分に交感神経が優位に走っているからであります。これに続き、常にストレスがかかり続けると知らず知らずのうちに噛み締めが強くなっている経営者の方も多く、胸部神経から胸鎖乳突筋(首の前側)がコリ固まっている方も多いです。
一般的な肩凝りは眼精疲労や同じ体勢を取り続ける筋緊張により主に僧帽筋がコリますが、経営者の方は噛み締めからの前部のコリが多いです。
このようなコリをほぐす際に、指圧の強さより日々降りかかるストレスによる膨大な神経伝達の電流によるコリの方が圧倒的に強い為、マッサージ師の指が変形する程までの力を要する場合も見受けられます。
辛い、キツイではなく、「生きるか死ぬか」の世界で生きている方のコリは、まさに積み上げてきた「屈強なコリ」とも言えるでしょう。