2025.01.21
冬の睡眠の質を上げる方法

気温が低い日々が続いていますが、疲労は蓄積され、早朝は「後5分だけ」と思ってしまう時期になりました。
ですが、睡眠の質が上がれば早朝の憂鬱な気持ちの軽減にも繋がります。
医学的な研究結果も示されている方法として「重めの掛け布団を使用すると睡眠の質が向上する」と言う研究結果があります。具体的には体重の10%と言われていますが、個人的には5%ほどで良いかと思います。
また、なぜ重い掛け布団が効果的なのか。ご説明いたします。
まず、単純に重い掛け布団とは保温性が高くなり体温が逃げにくいと言う特性があります。体が冷え切っている時に暖かい浴槽に入ると力が抜けてリラックスできるように、布団の暖かさが副交感神経を優位にしてくれます。
次に重さによる圧迫感で安心感が湧きます。
ハグをしたり、抱き枕に抱きついたりすると「オキシトシン」と言う幸せホルモンが分泌されます。このホルモンがリラックス効果をもたらし、皮膚血管の拡張による体温向上、コルチゾールの分泌を抑える効果があります。
また、不眠症の方を対象に行われた研究では、重い布団を使用する事で不眠の改善は勿論、うつ病の症状も軽減されたという報告もあります。
殆どの方にとってはリラックス効果があり、副交感神経が優位になる事で睡眠の質を向上させ、疲労回復に繋がることが言えます。
ですが、そうでない方もいらっしゃいます。
そうでない方は、無理に重い掛け布団は使用せずに自分が一番リラックスできる掛け布団をご使用になられることを強くお勧めいたします。自分に合わないまま無理して使用するとストレスの蓄積の原因になり、交感神経を刺激して睡眠の質が低下する可能性が高くなります。
暑がりの方や、代謝が良い方でも、是非試されてみてください。