2024.08.15
睡眠と年齢 睡眠と回復力
皆様は年齢と共に寝付きが悪くなったり、寝ても体力が回復しにくくなったり、疲れているのに早く起きてしまう。とこのようなご経験はありませんか?
人間の体とは年齢と共に老いて行く為、無論、回復力も落ちてゆきます。例えるとスマートフォンのバッテリーの寿命と似てますね。スマホのバッテリーは購入時から年月が経つと充電の貯まりも悪くなり、消耗も早くなります。ですが、スマホは気にかけて大切に使用すればバッテリーの寿命を延ばす事ができます。ですが、スマホはすぐに買い替える事ができるので大切に使用している方は少ないと思います。これを人間の体に当てはめて考えると人間の体は交換できないので、想像しただけでもゾッとしますね。私はスマホのバッテリーの役割を人間の体で例えると「内臓」が同じ役目をしていると考えています。内臓は人間の体を作り上げる大切な役割をしており、口にした物全てを消化、吸収させ体を形成しています。皆様もご存知のように、太る食べ物、太る飲み物と言う認識がありながらも人間は欲に駆られて食べてしまいます。心では「体に悪い物」と自覚しながら食べていると思いますが、年齢を重ねれば重ねる程このような食を摂取する機会は増えてゆきます。また、このような食べ物や飲み物(アルコールも含む)は消化、吸収を行う流れの中で内臓にかなりの負担をかけてしまいます。その結果、内臓機能が低下し糖尿病や癌、胃潰瘍のリスクを高めてしまいます。
上記のような症状が初期の場合、内臓は自律神経によって支配されているため、自身の意識では感じる事ができず、病状として悪化や発症してから自覚する場合が多いです。
前述を踏まえ、内臓が体を作り上げているため、食べた物飲んだ物が全て容姿や体型、体臭に現れます。また、胃や小腸、大腸などは平滑筋という筋肉の働きで動いており、若い頃は食べも太らなかったがいまは違う。と言う経験は運動不足によるものである事が分かります。平滑筋の働きが悪くなると、消化、吸収の機能は悪化し、特に就寝前の食事や飲酒は消化を行う際に血流を内臓に集めてしまい、回復に必要な血流を補えない為、回復の速度が大幅に下がります。また、これはジャンクフードや揚げ物、体に悪いと言われている食事は全て同じ現象が起こる為、このような食事は回復を遅らせてしまいます。
ここで一つ。若い頃には体に悪い食べ物や飲酒をしても体力は回復していた!とそのような経験はありませんか?これは年齢も関係しますが、多くは運動や部活をしていたから。と言う結論に結びつきます。運動は体全身の血流を促進し、ホルモンバランスも正常に保つ為、自律神経に支配されている内臓も正常に活動を行います。この状態を維持する為には、まずは30歳を越えてからはしっかりと運動をする習慣を作る事です。運動を行えば血流が促進され、体が血流に過敏になっている為、体に悪い物を食べると血流が悪くなり、その状態が極端に気持ち悪く感じる為、必然的に悪い食べ物を避けるようになります。ですが、避けるように感じるまでには運動を始めてから数ヶ月ほど時間がかかります。その間に断念してしまう方も多くいらっしゃいます。パーソナルトレーナーとはそのような方をお支えするために健在しており、お一人お一人に寄り添って、トレーナー自身も初心に帰り会員様と同じ気持ちになって指導する事が大切になります。
病気はなってからでは遅く、健康を得る為には先んじて取り組む事が大切です。