2024.10.27
寒暖差疲労の原因の根本と改善ついて
寒暖差疲労という言葉は昔からある言葉であり、四季がある日本にとって、春と秋に年二回ほど訪れる気候であります。最近では異常気象の影響で気温差が10℃の振り幅になることがざらに起こるようになりました。
では、寒暖差疲労の原因について、基本的に人間は自身の意思で体温調節をする事が出来ないので、洋服や冷暖房機器など外部からの気温変化で体温調節を行います。
特に夏は薄着でも暑いので、様々な場面で体温調節が難しくなります。オフィスや家など一日の大半を快適な状況下で過ごす為、外に出ると一気にモヤっとした暑さでストレスがかかり「コルチゾール」というストレスホルモンが分泌されます。体を覚醒させるために必要なホルモンになりますが、分泌が多すぎると自律神経に負担をかけ、鬱っぽくなってしまいます。
寒暖差が激しいと前述で述べた事が起こり、血流、内蔵機能、心拍、など全ては自律神経に支配されているため、自身の意思ではコントロールできないイライラや内蔵機能の低下による膨満感、便秘、冷や汗、動悸、不眠症など様々な症状が免疫の低下や疲労感に繋がってしまいます。
人間の体には自身の意思では動かせない「平滑筋」というものが存在し、平滑筋は内蔵(消化器官)、血管陰部、女性器などに存在し、自律神経の支配を受けています。もし、人間が平滑筋を自身の意思で機能させることが出来れば精神状態や外気などは、さほど気にせずに生きて行けるでしょう。
ここから大切な事をお伝えします。実は平滑筋は自身の意思で動かすことができなくても、「鍛える」ことはできます。単純明快なのですが運動を行えば心拍数が上がるように、平滑筋も血流の影響を大きく受けています。運動を行うと血流が促進されます。平滑筋は血管の壁側に存在しますので、血流の促進と共に伸縮を繰り返し、ホルモンの分泌を一定に保ちバランスを整えてくれます。運動後にお腹が空くのはホルモンバランスが適正に保たれている証拠になります。
じんわり汗をかく運動を適度に行うことで平滑筋が鍛えられ、寒暖差による自律神経への影響が弱まり、様々な環境に適応できるようになるのです。
運動を続けられている方が美しく若々しくあるように、内部だけではなく細胞の入れ替わりにも大きく作用し、自律神経を整えるため精神面も元気にストレスにも適応できるようになります。
前述に基づき、近年の研究では更年期障害の予防や改善のもっとも効果的な手法は運動と言われています。
是非、まずは軽いジョギングから始められてみてください。