2024.03.21
フィットネス業界が過去一番の廃業率の中どう生き残るべきなのか
フィットネス業界が過去一番の廃業率を記録した2024年。特にパーソナルトレーニングジムの廃業率が高く、低価格帯~中価格帯のジムの廃業が目立ったようです。パーソナルトレーニングジムの廃業の裏には、格安の個人で通えるジムの普及、物価の高騰、本質が分かっていないトレーナーの増加、大きく分けてこの3つであると私は考えています。廃業の原因が単純明快であるが故に、新規顧客獲得やリピート率を高める事はとても難しいです。現実に私自身も新規顧客獲得には、とても苦労しました。厳しい現実の中、生き残るためには何が大切なのか。
それは、「主導権」を会員様に全て預けることです。パーソナルトレーナーのほとんどの方は、自分がトレーニングが好きだから。仕事の合間にトレーニングができるから。一日に5食食べることを理解してもらえるから。など趣味の延長線上で職を選ぶ方が多いです。このようなトレーナーが増えることにより何が起こるかというと、「会員様の目的を把握していない自分よがりの指導」になります。会員様が満足度するのではなく、自己流で筋トレを頑張って、筋肉をつけて成長した方法を指導し、自身が満足度しているだけになります。わざわざお金を払ってトレーニングをしている方に、運動目的がない方は一人もいません。トレーナーとは、会員様が何を求めているのか、どんな方法を好まれるのか、どんな性格なのか、インターバルはどのくらいがお好みなのか、毎回同じ内容で飽きていないか、その日の体調はどうなのか、など私は会員様にうまい具合に主導権を与え、表情や性格、呼吸から好みや適度を見抜き、その日によってトレーニングを変えることができる引き出しを、数百個持っています。トレーニングを行えば身体は代わり、筋量も増え、トレーニングレベルが上がります。それに合わせて重量や速度、呼吸法、筋肉圧のかけ方、マッスルコントロール、手幅、力む部位などベンチプレス一つとっても数十通りの方法があります。プレイヤーとして指導するのか、指導者として指導するのかは天と地ほどの差があります。会員様の目的を把握し、自身自身が初心に帰り、会員様と同じ目線、同じ気持ちになって指導することがトレーナーの役割です。
また、廃業率の増加と共に増えているのがパーソナルジムでの怪我です。この原因も上記で述べている事と同じになりますが、初心者の方に自分が行っている重量でトレーニングを行わせてしまうトレーナーもいます。また、どんな熟練のトレーナーでも怪我をさせてしまうことはあります。(私は怪我をさせてしまった経験はありません)そんな時にしっかりと対象できるか、できないか、ここもトレーナーとしての質が問われます。これから厳しくなってゆく時代になり、生き残ることはとても難しくなります。私は生き残る為に創業と同時に独自の整体を確立し、会員様の痛みやコリ、しびれなどを徹底的に改善してきました。私は、会員様の体を見るときに表皮だけを見ているのではなく、筋肉だけの人体模型をみているような透視をしています。これは会員様の身体の状況も分かりますが、何の栄養が不足しているのか、一週間どのように過ごされたのか、コリや痛みがどこにあるのかなど見るだけで手に取るように分かります。逆を言うと、その日に一番最適なトレーニングメニューの提供と整体で痛みやコリに的確にアプローチできるという事になります。
トレーニングを行い、痛みやコリも改善でき、一週間快適に過ごせる。エネルギージムに通わなかったら健康はおろそか、経営にも影響してくる。という未来が見える程、エネルギージムの一時間には価値があります。また、私も自身も、快適な経営人生をお支えするという信念を常に持ち、お一人お一人様と心から向き合って最大限のサービスをおこなっているからこそ価値を感じていただいております。この廃業ラッシュ真っ只の中、設備が整ったジムでさえも廃業しています。パーソナルジムとは設備ではなく「誰に指導してもらうか」ここに本質を追及することが何よりも大切になります。
パーソナルジム選びは、ジム選びではなく、トレーナー選びですべてが決まります。